漬物だけじゃない!皆様の食卓に健康と笑顔を
※西利本店の 2F 西利キッチンにて甘麹パフェと甘麹ドリンク
西利さんといえば、漬物を普段食べない人でも何となく聞いたことや、デパートなどで見たこと、お土産で買ったことがあるのではないでしょうか。今回はそんな西利さんの本店(西本願寺前)にお伺いしてきました。
1.西利本店行ってみました
お店に入ると、まずは定番の漬物コーナーが正面にあります。ここでは大根や茄子・胡瓜をはじめとした人気の漬物「京のあっさり漬」などが並んでいます。びっくりするくらい多くの野菜の漬物(80種類くらい!?)があり、季節の野菜ということでトマト・かぼちゃ・瓜・枝豆などの夏野菜の漬物フェアが開催されていました!とってもカラフルで、ご飯のお供だけじゃなく単品でも食べたくなるような商品がたくさんあります。
※夏野菜の漬物(取材当時の写真)
そして漬物以外も色んな商品が置いてあるんです!鮭や鰆・鶏の西京漬は「酵房西利」というブランド化されており、漬物で培った発酵の技を活かした商品になっています。とてもご飯がおいしく食べられそうです!
そのすぐ近くには発酵野菜のスープやドレッシングがおいてあり、「発酵生活」というブランドになっています。「たまねぎのごましょうゆドレッシング」や「すりおろし人参のまろやかドレッシング」などの商品があり、サラダだけではなく、色んな料理に使えるということでレシピも一緒に展示されています。人参ドレッシングのチキンソテーなんてすごくおしゃれだなと思いました(笑)
お店の入り口の反対側には、甘麹熟成食パン・発酵甘麹チーズプリン・発酵甘麹チョコレートなど漬物とはイメージの大分異なる商品が置いてありました。こちらは甘麹をラブレ乳酸菌で発酵させた乳酸発酵甘麹を使っており、「AMACO」というブランドになっています。とてもとてもおいしそうですよ!
また、このAMACOブランドのスイーツやドリンクなどを本店2階の西利キッチンで味わうことができます。西本願寺前ということもあり、インスタ映えもしますよ!
そんな漬物だけじゃなく、多くのチャレンジをしている西利さん、その社長さまにお話をお伺いすることが出来ました。
※西利本店の1Fにて
2.西利の想い・こだわり
平井社長に、まずは西利のこだわりをお伺いしたところ「社業の目標である『旬おいしくやさしく。』を掲げ、お客様に喜んでいただき、正しく事業を行い、お客様の声を聞いて新しい価値を社会に提供して貢献したい」と熱く熱く、もう本当に熱く語っていただきました!
旬の野菜を美味しく召し上っていただきたいという想いのもとで京料理の昆布出汁文化をヒントに「京のあっさり漬」を発売した西利さん、あっさり漬のヒットがその後の浅漬ブームを巻き起こしたとか。
しかし、その浅漬ブームの中で発酵文化が薄れてしまってはいけないと研究を続けていた中で、ルイ・パストゥール研究所の岸田博士が京の伝統漬物すぐきの中から発見したラブレ乳酸菌との出会いがあり共同研究を始めたのが約35年も前のことだそう。そこからそのラブレ乳酸菌を使った漬物なども作っていたとのことですが、同じ社内の浅漬がライバルになり苦戦。
色々挑戦している中、世の中的に腸活なんかもブームになり、なかなか漬物を食べてくれないおしゃれな女性達にどうやって漬物で培った技術を使って健康に貢献出来ないかと考え、ラブレ乳酸菌で作った野菜の発酵ペーストを用いたスープやドレッシングを開発。また、麹もブームで需要がありそうということで、元々作っていた甘麹をさらにラブレ乳酸菌で発酵させた乳酸発酵甘麹AMACOを開発。発酵甘酒として活用方法を模索する中、発酵甘酒を活かした商品にも挑戦。社員さんからレアチーズケーキやパウンドケーキなど様々なアイデアが出てくる中で、パウンドケーキの開発チームがパンでも十分美味しいものが可能ではないかと考えパン生地にAMACOを入れた所、大変おいしく耳まで柔らかいパンが焼き上がりました。長い期間にわたり、試行錯誤していたんですね!
このように、いかに健康的に野菜と乳酸菌を食べてもらおうかというのを常に考えて提案をされています。バリエーション豊かな現代の食卓ですが、和食の日もパスタの夜もハンバーグとみそ汁の日もトータルで西利が貢献できるようにずっとずっと頑張ってきて今のスタイルになっていることを教えて頂きました。確かにご飯に漬物がつけば野菜をたくさんとれるのはイメージつきますがソースやドレッシングなどでも野菜や乳酸菌が取れれば、健康にはすごくよさそうですね。美味しくて健康にもいいなんて最強ですよね!
世の中のブームや需要も踏まえながら、野菜と乳酸菌をいかに美味しく食べていただけるかというテーマでこれまで漬物で培った技術を生かして挑戦を続ける西利さん、ますます色々な商品を頂きたくなってきちゃいました!
また、西利さんの商品ですが、かわいらしいデザイン・パッケージの商品が多いんです。なかなか社長のようなおじさん(失礼)じゃ出せないイメージだと思いますが、社員のアイデアを大切にしてどんどん取り入れているからこそ、その様な商品が多いんだとか。最近は西利さんのキャラクターの名前が決まったそうですが、社長はFacebookで名前を知ったようですよ!(笑)
会社の雰囲気の良さがわかりますし、こういう風土からいろいろなイノベーションが出てくるんだなと感心しました。
※インタビューに熱く答えてくれる平井社長
3.西利キッチンについて
ということで、<乳酸発酵甘麹AMACO>を使用したパフェやソフトクリームが食べられる西利キッチンを体験させてもらいました。
西利本店2階のカフェは1階の明るい店舗とは一線を画した黒を基調としたシックな内装で大人な雰囲気が楽しめる空間となっています。また、大きな窓からはまるで絵画の様に荘厳な西本願寺が一望できる映えスポットになっています!
さらに、お洒落なカフェメニューやキッチンとして料理教室を開催できるスペースとして知る人ぞ知る特別な場所でもあり、漬物やAMACOを使った料理のレシピが並ぶボードからお気に入りを選んだり、西本願寺を眺めながらボーッと甘麹パフェを食べ『ゆんたく(沖縄方言でおしゃべりの意味)』を楽しんだり、日頃の忙しさから自分を解放してゆっくり過ごせる場所となっていますよ!
AMACOベリーパフェをいただきましたが、フワッと優しい甘さが広がるソフトクリームは乳酸発酵甘麹入りで、ベリーの甘酸っぱさとよく合ってとても美味しいですし、何より発酵食品なので甘いものを食べる罪悪感から解放されて心地良いです(笑)
この景色と心地良さと美味しいスィーツ。また来たいお気に入りの場所になっちゃいました!
※西利キッチンから見る景色
4.最後に
西利さんの今後の目標をお伺いしました。
「2025年の大阪万博では日本の発酵を世界に発信したい。漬物だけではなく、色んな人と力を合わせて日本の食を世界にPRするのに参画したい」
と大きな目標を語っていただきました!
日本は非常に素晴らしい飲食に関する技術があると思いますが身近すぎてあまり意識出来てないですよね(水道水なんかもそう)。和食や漬物・発酵食品だけじゃなく、洋食にも適用可能な美味しくて健康にもいい食べ物を、世界の人にわかってもらい、広がっていくというのはとても素敵なことだと思いました!
また、西利さんとしては、AMACOをはじめとした多くのチャレンジを現在も実施しているところですが
原点でもある和食により力を入れていきたい思いもあるそうです。仮ですが、さらに厳選したアイテムを扱うシリーズなどを構想中とのことで、こちらもすごく楽しみです!
ちなみに、西利さんは漬物にあうワインも売っており、私も漬物と一緒に買って帰りましたがとても美味しくて、一晩で漬物含めて家族で空けてしまいました(笑)
ついでに「ぷっちょ」のしば漬味も置いてあったので4歳の子供用にダメもとで買って帰りましたがまさかの子供もドはまりしてしまい、追加で何度か買わされてしまいました。(京都駅など、色んな西利さんのお店で販売してます)でもこういうところから漬物の味に馴染んでくれるといいなと思いますね。
これを読んでいただいている皆様も、是非是非西利の色んな商品を手に取ってみてもらえれば幸いです!
※ぷっちょしば漬味と京づつみ
※西利本店入口
株式会社 西 利
◼︎株式会社 西 利
・京つけもの西利ホームページ https://www.nishiri.co.jp/
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・発酵生活/AMACO公式Instagram https://www.instagram.com/hakkoseikatsu_nishiri/
・AMACO CAFE公式Instagram https://www.instagram.com/amaco_cafe/
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